ヒラとバイト

会社員を辞め主夫になった夫との生活記録&日々の考えの発表

今月の仕事はほぼ終了

本日5月18日(木)。
昨日の夕方、今月やるべき仕事がほぼ終わった。

ヒラの私の席は、
高さ180㎝のパーテーションを挟んで隣に社長が座っている。
今週なぜか社長が会社にいる時間が多く、
その間は少なくともPCを叩く音がする仕事をしなくては、と思い、
一心不乱気味にやっていたら、昨日で今月の仕事が完了してしまった。

さて、今日から月末までの2週間弱…
ブログ記事を書いたり、自己研鑽に励んだり、
新しい資料を作ってみたりして活動しようともくろんでいる。

私の席は↓の図のように、
背後が壁、三方をパーテーションで囲まれるといった、
一人遊びをするには何とも素敵なレイアウトになっており、
今、このように仕事をしているっぽい打撃音を立てつつ、
ブログを書いている。

目下のくだらない悩みは、
PCを叩く音がしない=仕事をしていない
という印象を与えてしまうのではということで、
YOUTUBEか何かでPCの打撃音を流そうかと真剣に検討中。

<私の席のイメージ>

f:id:chihottchi:20170518101402p:plain

さて今年も住民税決定の時期が

 

やってきましたねー。
私は今のヒラ企業に就業し、労務関係の業務に携わり6年目に突入。
今の時期は微妙に楽しみにしている時期であります。

 

それは、、
各市区町村から「住民税決定通知書」が届く時期だからです。
別に人の住民税額に興味はありません。
楽しみにしているのは、どの市区町村ならば副業がバレないか、
を確認するのが楽しみなんです。
その前にまず、

 

 

「住民税決定通知書とは??」

 

<住民税決定通知書>

前年の収入に基づき算出された住民税額が記載された書類。
企業側が支払った前年の1~12月の給与を、
社員が住む市区町村へ翌年1月末までに報告。(給与支払報告書という)

市区町村は企業から提出された給与支払報告書と、
その他確定申告による収入(または医療費控除の減税)などを集計し、
前年の収入に対する住民税額を決定。
それを社員が属する企業に5月中旬に「住民税決定通知書」として送付。
企業では決定通知書に基づき、6月~翌5月の給与から住民税を天引きする。

という流れ(文章だと分かりづらい…ので↓の図を作ってみました)
うーんこれでも分からないかも。

 

f:id:chihottchi:20170516163455p:plain

 

上の図がお分かりいただけた前提で。。

少し話はそれますが、よく「副業をすると会社にバレる」のを聞きますね。
あれは何故かというと、「住民税決定通知書」を見れば分かる場合があるからです。
原因は細かいパターンが色々あるのでここでは主なものを挙げます。


<バレる場合>
・夜間、休日などに他の企業でアルバイトしている場合。
 →アルバイト先から提出された給与支払報告書により、
  総収入欄の金額が本業+アルバイト代になっている。
  きちんと見る企業の場合バレる可能性有り。

・副業で確定申告しており、副業が赤字の場合
 →住民税決定通知書の「事業収入」欄に「●」が付くため。
  これは一発です。


今、まさに各市区町村から「住民税決定通知書」が続々と届いています。
マイナンバーや個人情報保護法などの観点から、
今年はなんと書留で届いた市区町村もありました。
これには驚き。

特に個人情報保護法が厳しくなってきたからか、
ここ2、3年は社員へ渡す「住民税決定通知」の
個人の収入部分に保護シールが貼られて送られてくるようになりました。
会社の控え用の通知には社員の住民税額しか乗っていないため、
社員がこの会社以外にも収入があるのか、分からなくなっているのです。

今年分についてはまだ全部の市区町村揃ってはいませんが、
東京23区は、今のところ全て個人の収入部分には
保護シールの目隠しがしてありました。
ということは…副業しててもバレない!!!
あ、でも埼玉・神奈川・千葉県はまだ未対応のところが多い印象ですので
気を付けてください。


ついにこの時代がやってきました。
もう企業側は個人の収入についてとやかく口をはさむ時代ではないのです。
属する会社では年金・扶養の恩恵にあずかり、
各個人で収入を増やして豊かな人生を送ろうではありませんか。

1年ぶりの更新・その間について

怪しい在宅ワーク(だったかな)的な内容で、
ヒラとバイトの趣旨とはかけ離れた記事を最後に
約1年間もブログを放置してしまった。

夫が主夫(バイト)になり、早1年半が経過した。
夫は4月末まで相変わらずのバイトだった。
「だった」というのは4月末でバイトを辞めたので、
現在はバイトではなく正真正銘「主夫」である。
なので、当ブログの題名「ヒラとバイト」と現状ではズレが生じているものの
自分が気に入っていることもあり
題名は「ヒラとバイト」のまま続行することにした。

ブログを放置した1年間に何か変わったことがあったかというと…
良い(楽しい)方向に色々変わってきた。(と思う)

まず、最も大きな変化は、
ヒラの私が普通&大型自動二輪の免許を取り、
中型バイクを買って夫とともに週末乗り回すようになったこと。
(夫は大学時代に大型自動二輪を持っているためバイク購入のみ)
バイクは確実に私たちの生活を鮮やかにしてくれた。
こんなにバイクに乗るのが楽しいだなんて…
夫と一緒に乗れているということが大きいが、
変わったことをやってみるもんだな、と思う。
(バイクについてはまた別の記事にて)

変化については色々ありすぎるので、
小出しにしていこうと思う。

お金については、、残念ながら、、、
夫が会社員を辞めて困ったことは一度も無かった。。。
困るどことか、バイク2台を買ったにも関わらず、
年間予定貯金額が100万円も増加したのだ。
これはただ単に普段使うお金を減らし、
家に入れるお金の割合を増やしただけだけど。

ちなみに我が家の(勝手な)決算月は4月で先日無事、
決算日を迎え当初予定+100万で着地することができた。
今期は予算に既に+100が盛り込まれているので、
目標達成できるかどうかが見ものだ。
とりあえずこのままのスピードで10年ほど継続したら、
44歳辺りで、ある程度のセミリタイヤ的な生活に
突入できるのではないかと踏んでいる。

そのためには毎月のヒットと、
たまーの一発を狙っていきたい。

うさんくさい在宅勤務1

さて私、ヒラの妻ですが、

ブログを2ヶ月も放置。

決して仕事が忙しかったわけではない。

むしろ、仕事は暇。

主夫おいちゃんとの毎日が楽しく、

それが忙しかっただけである(笑)

 

さて、仕事中、暇をもてあましているため、

この時間をお金に変えられないかと、

「在宅勤務」で仕事を探してみた。

なかなかうまい具合には見つからないが、

胡散臭い仕事はいくつか見つけたので、

これを読んでいる皆さんには、

是非注意いただきたく、お知らせさせていただこうと思う。

 

まず、春先に見つけ、実際に応募してみた仕事。

これがかなり怪しかった。

「レイルグループ」なる会社からの求人で、

データ入力1案件1万円以上という在宅勤務としては

(普通に考えても)破格の待遇だ。

これは!応募するしかない。と早速応募(笑)

 

さっそく先方の担当者と名乗る方から1通目のメールが届く。

内容としては、自宅付近ででき、準備に数日かかり、

完了した時点でスタート。

準備期間以降はほとんど作業することなく、

月を追うごとに報酬が増加し、多い人では月100万以上稼ぐ人もいるとの事。

ただ、この1通目のメールでは詳しい作業内容等には全く触れておらず、

続きが知りたい場合は返信ください、ということだった。

 

まぁ、知りたいよね。実際なにをするのか。

続きを知りたい旨、メールしましたよ。もちろん。

返ってきた返事は、

スタッフの指示に従えばだれでもできる作業で、

守秘性が非常に高いものとなります。

興味がある場合は返事をください。とのこと。

おい、全然詳しくねーじぇねーか。

 

すかさず興味がある旨、返事を送る。

すると先方から3通目。

この3通目にも詳しい内容に記載はない。

じれったい…

 

そして4通目か5通目でようやく詳細の記載が。

内容としては、同族企業内で行う不動産取引であがる収益に対する

税金を少なくするため、

自分(私)を代表者として設立した法人を挟んだ取引としたい。

とのことらしい。

なので、私がやる作業というのは、法人設立。

そして、税務調査に入られる前に閉鎖手続をするため、

このスキームは2年間しか続けられないとの事。

この先の話しは実際に会い、話を進めたいらしい。

 

なるほど、そういうことね。

めっちゃ自分にリスクあるやん!

これ関わったらあかんやろ。

ということで丁重にお断り。(当たり前だけど)

 

今日探したらまだ求人が出ていた…

くれぐれも皆さんお気を付けください。

www.onecoin.co.jp

会社員時代と現在のお金のこと

今回はお金について。

長ったらしい文章なので、

読めたら読んでください。

 

2、3ヶ月悩んでいた夫は、

ひとまず11月末からバイトを始めることになった。

 

職種はショップ店員。

週2、3日・平日のみ午前10時~午後4時までの6時間。

通勤は自宅から自転車で20分程。

休憩時間を引いた一日の給料は5,750円。

1ヶ月に11日程出勤で月63,250円の稼ぎだ。

 

なんだ、学生のアルバイト代のくらいじゃないか、

と思われる方がほとんどだと思う。

 

金額だけで言えば現在の夫の収入は確かに少ないかもしれない。

ただ、私たち夫婦の場合、夫が会社員だった時より

金銭面ではもちろん色々な面で今の方が豊かなのだ。

 

今回はお金についての記事なので、

金銭面についての変化を書こうと思う。

その他に豊かになったことについては、また今度。

 

現在、夫の収入が激減したにも関わらず、

金銭面で豊かになったのは夫・私とも、

夫が会社員時代に比べ使うお金が圧倒的に減ったためだ。

実際に手元に残るお金は以前よりずっと増えている。

 

さて実際どのくらい変化があったか。

 

現在、夫が使うお金について。

まず、バイトが無い平日。

夫は家事をやってくれたり、執筆活動をしているため、

基本的に1日に使うお金は0円。

 

次にバイトがある日。

バイトへは水筒を持ち自転車で行き、

お昼は休憩時間を15分に短縮してもらったようなので食べない。

(心配なのでたまにリュックへチョコを入れておいたりするけど)

暑い季節は帰りに100円位のジュースを買うこともあるようだが、

バイトがある日も基本0円(もしくは100円)。

 

1ヵ月平日20日間として、夫が自分自身で支払うお金はひと月1,500円程。

(少ない月は1,000円使ってないと思う)

 

その他には美容院は自宅で私がカットするため0円。

書籍月1万円、洋服月5,000円。

 

現在…ひと月16,500円(多くて)

 

これに対して会社員時代は、

朝…毎朝ドトールでコーヒー:284円

昼…営業移動中の飲み物2本:320円(コンビニで160円×2本)

  取引先・上司との昼食 :1,000円(銀座のため最低この位はかかる)

夜…残業中の弁当+酎ハイ :656

一日合計         2,260円

これを平日20日      45,200円

 

上記は最低限で、これに経費精算できない取引先への手土産代や、

取引先の商品の購入代等(月1万円位)が追加されるので、

ただ会社員として平日を過ごすだけで55,200円もかかっていたことになる。

 

さらにここぞとばかりに言わせてもらうが、

夫は美容院へ月に必ず1度行き、

スタイリストを指名し、カットと何だかよく分からない

ヘッドスパのようなオプションで1回につき7,560円も支払っていた。

また、スーツ・シャツも年4回、1回10万円(1年40万、1ヵ月平均にすると3.3万)、

2週間に1度はアウトレットへ行き、7、8万円(1ヵ月15万位)をぱっと使うのだ。

その他にも書籍に月2万、文具など月1万、挙げればきりがない…

 

これだけで会社員時代に掛かった金額はひと月最低28万円弱にもなる。

 

手取り額より多い額を使ってしまっているにも関わらず、

当時夫はこれらを「必要経費」と言い張っていた。

「それ本当に必要かよ?」と何度も言いたい衝動にかられつつも、

当時の夫はいつも苛立っており、そんな事を口にした日には、

何倍もの嫌味が返ってくることが分かり切っていたので、

それを聞くのも嫌だった私は、

買うことで夫の気持ちが少しでも晴れるならいいや、

と思い支払い続けた。

今思い返せば私もかなり病んでいたと思う。

 

会社員時代の夫は物を買う事で不満を発散していたというよりは、

買ったものを(自慢こそしないまでも)同じ会社の人達に(暗に)見せつけたり、

お店のお得意さんになり特別な対応を受けることで、

属していた組織では決して得られない承認欲求を満たそうとしていたのかもしれない。

そう思うとちょっとかわいそうな気がしてくる。

 

さて、現在と会社員時代では…

現在(16,500円)と会社員時代(280,000円)の差、実に263,500円\(o)/!

このひと月263,500円の差、

正社員の若い男性の手取り位なんじゃないか。

(正確にはその他に個人年金や携帯代などがあるので、

この差額=貯蓄額ではないけれど)

これが毎月貯蓄できると考えると、金銭面だけをとっても

私たち夫婦にとっては夫は会社を辞めて正解だった。

会社員でなくなると失うものについて

今日は主夫(主婦)希望の方が

実行に移す前にいったん立ち止まり考える機会になればと思い、

以下の記事を書こうと思う。

 

夫が退職するまでのことは、

すごーくスラスラっと書けたのに、

ちょっと難しいことを書こうとすると

えらく時間(今日半日…)が掛かってしまった。

 

さて、会社勤めをしている者が会社員で無くなることで、

私が思うところ、失うものは2つ。

 

一つ目は安定した収入で二つ目は会社員という立場。

その二つを失っても全然OK!という方は、

すぐに主夫(主婦)になって良いと思う。

いや、時間がもったいないのでむしろすぐになった方が良い。

どちらか一方でも「それはちょっと…」となるなら

全然OK!と言えるようになるまで、

ひとまず今のままの状態で方法を模索すべきだと思う。

(夫の場合はどうだったんだろう…)

 

なぜ私がそんなことを言うのかは、

次を読んで考えてみて欲しい。

 

まず一つめの安定した収入を失うことについて。

退職すると今まで毎月同じ日に

当たり前のように口座へ振込まれていたはずの収入がぱたりと途絶える。

 

「退職したんだから給与が無くなるのは当たり前」なので、

給与が振り込まれないことは自体は案外こたえないが、

給料日に浮かれたサラリーマンで溢れかえっている街を

無職の状態で私服でひとり歩くことに耐えられるか。

自分はみじめだと思わずにいられるか。

これが結構難しい。大半の会社員は「NO」なのではないかと思うのだ。

 

二つめは会社員という立場・会社の看板を失うことについて。

「会社員」から「無職」「フリーター」へと属性・立場が変わることに対する

世間の反応は自分が考えている以上にドライだ。

 

特に有名企業に属して社名を振りかざし

(古い言い方だが)ブイブイ言わせていた者が退職後に痛感するのは、

いままで属していた「会社」という看板がいかに大きく信用力のあるものだったか、

そして会社の看板を持たない、ただの「○○さん」にはそれが全く無いという事実。

 

取引先の担当者が敬意を払っていたのは、

「あなた」個人にではなく信用力のある「会社名」に対してだったのに、

そこを誤った認識のまま退職してしまうと、自分の尊厳を傷つけられた、

などという残念な勘違いを起こすことに繋がる。

 

少し大きな例えになるが退職後、自分で起業しようとした際、

自分が持っている口座を持っている銀行は果たしてお金を貸してくれるだろうか。

(普通の中小企業なら運転資金を2%強位で借りれるから)、

会社員時代の感覚で相談窓口で「起業したいから2%ちょっとで貸してくれない?」

なんて言おうものなら、門前払いをくらい二度と話しを聞いてもらえないだろう。

若い窓口の女性に軽くあしらわれたりなんかすると、

「俺は△△会社の部長だったんだぞ!」と言ってしまったりするのだ。

おいおい、今はただの無職のオッサンでしかないのに。

 

そもそも銀行は個人に対して住宅ローン(自動車も含むかな)以外の審査が

非常に厳しく、多目的・不動産ローンという商品はあるものの、

びっくりするほど金利が高い。

それじゃいつまで経っても借金減らねーじゃねーかよ。みたいな。

驚く程に金利を高くしなければ貸せない位、

個人というものは信用されてないのだ。

残念だけど、これが事実。

 

小さいことだとクレジットカードが作れないとか、

ショッピングローンが組めないとか、

関係の無い人にはささいな事かもしれないが、

このことに傷つく人は意外に多いんではないかと思う。

肩書きも何もない「ただの人」になることを

受け入れる勇気を持てるかどうかだ。

 

ちなみに、6年前に結婚したばかりの私は

残念ながら2つとも受け入れられなかった。

結婚当初、2ヶ月程「無職」状態になった私は、

会社員で無くお金を稼げない自分には価値が無いと思ったり、

申込書等に属性を記載する際「主婦」にマルを付けるのが

世間から見下されているような気持になりとても嫌だった。

別に世間から冷たい扱いを受けたわけではないが、

その状態である、ということが自分には耐えられなかったのだ。

 

ということでその後、

私は10ヶ月程の業務委託的なアルバトを経て現在のヒラに至る。

 

主夫(主婦)希望の方は一度よく考えてください。

退職後3ヶ月間のこと

いよいよ本題。

10月1日、夫は会社の籍から外れた。

大学にはストレートで入り

卒業後の2、3ヶ月、法学系の専門学校に籍を置いていた夫にとって、

生まれて初めてどこにも所属さない生活の始まりだ。

 

転職かフリーとして本格的に起業(のようなこと)をするか、

やってみたいと言っていたモデルになるか、

あーでもない、こーでもないと

毎日毎日考えていたようだった。

 

実際、有給消化中に転職エージェントで

キャリアカウンセリングに出向き求人情報を提示してもらったり、

夫自身でもネットで求人を探したりしたが、

正直(妻の私から見ても)しっくりくるものは無かった。

 

それもそのはず、夫は性質的に

組織に迎合するいわゆるサラリーマンとはかけ離れた人種なので、

転職エージェントや求人サイトで募集しているような

一般的な企業が要求することと、

こちらが望むこととが合致するはずがないのだ。

 

そもそも、これらのエージェントやサイトに登録するような企業は、

ある程度規模が大きく、均質化されており、

夫のように、「自分でなければ提供できない価値」に重きを置いて

仕事に取り組むような人材は求めていないのだろう。

仮に収入のために自分を偽り入社したとしても、

長くは続かないことは容易に想像できる。

 

妻の私としては、

早い段階から転職は止めた方がよい(止めてほしい)と考えていたが、

大半の男性がそうであるように、夫もまた「企業に就職しない」ことを選ぶのには

かなりの勇気を要したようで、最後の方まで「就職する」選択肢が

夫の中では残っていたような気がする。

 

退職後の3ヶ月弱は、私の仕事が終わった後、

夫がその日考えた今後の事を聞くことが毎日の日課となった。

日々考えが変わるので、人の話を聞くのが苦手な私には大変な作業だった。

 

この時期、夫は今後の自分について、

嫌というほど考え、悩んだんだと思う。

退職後6ヵ月経った今だからこそ、明るい表情になっているが、

最初の3ヶ月間はそれはもう、暗かった。